- 日々と日常
- 2015.03.18
仕事はどこでやるか?
福田です。
突然ですが、みなさんは仕事をする場所と時間について日々どんなことを考えますか?
ヨクスル株式会社では、事務所を借りて1年以上たちましたが、特定の用事でもなければ午前中は、各々、自宅やカフェで作業をしていることが多々あります。
理由は、満員電車に乗る時間と、そこで使う体力がもったいないからです。
会社員でいた頃は毎朝、始業時間にあわせて出かけていました。
なぜ通勤するのかなんて考えたことはありません。事務所があるから通勤することが普通だと思っていました。
一般的な営業時間の会社に勤めていたので、当然、通勤ラッシュの電車に乗ることになります。
今でも月に2、3回ほど通勤ラッシュ時の電車に乗りますが、とても疲れます。
その都度、よくこんな電車に乗って毎日通っていたものだと思います。
始発駅に住んでいるわけではないので、通勤ラッシュ時の電車は、乗車してから降りるまで、大体40分くらいでしたが、ほとんど座れませんでした。
できることといったら スマホを見るか本を読むかくらいのものです。
何年か前に地下鉄でスマホの電波が通じるようになって本当にありがたいと思ったことも思い出します。
9時始業のために7時前に起きて準備を始めて、体力使って、ストレス感じて出社して...
その2時間はもったいないと思っていました。
これが、朝9時に会社に行かなくてよいルールになると、
7時半ころに起きだして、顔洗ったり、ご飯食べたり、少し支度をしたら
8時くらいから仕事は始められます。
9時半を回ってから出かけると、電車もほぼ座れるようになるので、
朝の仕事の後の休憩にあてても良いですし、急ぎの時などはノートPCを開いて作業しながら通勤することも可能です。
7,8年前から今に至るまで、基本的にはノートPCが手元にあって、ネットがつながれば多くの事がこなせる仕事をしているため、個の力だけで進める仕事であれば、ネットさえ不自由なく使える環境であれば事務所でも事務所以外でも成果はあまり変わらないと思っています。
個人的には朝の2時間くらいが一番良いパフォーマンスが発揮できると思っており、その時間はできるだけその時、一番重要な仕事にあてる事にしております。
働く時間と働く場所を自分でマネージメントできることは、とても大きなメリットで、創業当時から、とても気に入っているメリットです。
ですから、働く人が増えても、この形態は変えずに「午前中はみんな自宅で作業。午後から会社に集まって、そこで打ち合わせしたり、みんなでやる仕事をしたりすれば働きやすい会社になるだろう」などと考えておりました。
ところが、実際に働いてくれる人が増えてくると、この考え方は少しずつ変えていかなければいけないのかなと感じ始めています。
理由は、
・複数人の協力や確認を要する仕事が増えてきて、関係者がその時間にその場所いればすぐに片付くのに、いないから、みんなの意思・判断を確認して、最終決定できるようになるまでとにかく時間がかかる
・対話することで生まれる成功体験や失敗体験、発見や新しい情報などの共有ができない
・毎朝顔をあわせないと組織の絆であったり、みんなで働いている感覚だったりを感じにくい
からです。
特に、 会社を始めてしばらくしてから気が付いたのですが、
職場で意識をしない中でも同僚と会話をすることで得ていた
成功体験や失敗体験、発見や新しい情報などの共有はとてもメリットの大きいもので、
なるほど、同じ場所に集める理由はこう言ったメリットが大きいのかもなと感じました。
当時は『仕事中に無駄なおしゃべりをしてしまった』と思うこともあったのですが・・・、
今では、何気ない会話の中でも、いろいろな情報を得ていたのだなと思います。
客先などで、たくさんの人が集まって話しているのを横目に見たりすると、そういった場があって良いなと、羨ましく思えます。
現在のヨクスルは、
・情報や知識をいち早く仕入れることが利益を享受しやすい仕事をしている
・パソコン一つあればでどこでもできる仕事も多い
この様な仕事柄、『どこでいつ働くか』という問題は、この先もしばらく抱えていくことになるのだと思っております。
メリットとデメリットもその都度変わると思いますが、メリットの大きいほうを選択していかなくてはいけませんよね。
今は朝の時間を各々の判断で作業にあててもらうのが良いと思っておりますが、そのうち変わってくるかもしれません。
このようなテーマで次にブログを書くのがいつになるかはわかりませんが、
またいつかこのテーマについて書きたいと思っております。
朝、通勤せずに自宅で働く事についてまとめて
●メリット
・朝の一番集中力の高い時間を仕事に使える
・無駄な体力を使わない
・余計なストレスを感じない
●デメリット
・ふとした会話から生まれるアイディアや成功体験、失敗体験の共有機会が減る
・調べごとの時間が増える
・自分以外の人の仕事は管理しにくい
・仲間で働いている感覚が弱まる
この記事を書いたライター
- 代表取締役 福田 大輔