- 日々と日常
- 2015.12.07
ものを作るってこと
少し前の話なのですが、
この夏帰省した際に、父親が「宝物が一つ増えた」という話をしてきました。
いったい何かと尋ねると、自慢気に友人が作ったという巻物を見せてくれました。
題字には 世界人名史 と仰々しいものが!
最初は軽いつもりで開きました。
今まで、巻物の中身をまじまじと見たことなんてないのですが、開けるとすぐにただならぬ雰囲気が漂っていました。
開けてびっくり。こんな内容です。
A4の紙に20人ほどの名前と、その人の生没年、その人の生涯の紹介と、さらには
その頃の歴史的な出来事が手書きの文字でびっしりと書き込まれています。
そして、そのA4の紙の端が糊付けされていて2枚目が始まるといった感じで・・・
紀元前のクフ王から始まっていますから、これが現代まで続くとしたら尋常ではありません。
しまうのもめんどくさそうなので、どこまで見るか考えていたところ、とにかく読んでみろと父が言うので思い切って広げてみました。
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こんな感じでした(これでもまだ途中です)。
で、父が宝物だといった理由がやっとわかったのですが、
載っているんです。父の名が。
最後から3ページ目くらいに。
これ、面白いのが、最初は歴史上の人ばかりなのですが、近代あたりになるとその方の知り合いがだいぶ出てくるんですね。
確か最後は孫だったかな。
父もしっかりカッコよく書いてもらっていました。
気軽に見れないのが残念だと言っていました。
確かに!
これ、作った人 すごいですよね。
小さい文字(なのにすごくきれい)で、人物の紹介もしっかり自分で編集してあるんです。
紙と紙をつなぎ合わせる作業だけでも大変そうなのに・・・
こんなものを作ろうと企画しただけでも相当すごいと思うんですが、
コピーと表装以外はオール手造りですからね。
これ、いったいどれだけ時間と手間をかけてるんだろ。
もしかしたらwikipediaに載るより難しいものかもしれません。
いつか第2版が出るときは僕も載せてほしいです。
でも、追加の作業はとてもきつそうだし、途中から載せてもらうのは難しそうかな。
こういったもの見ると、ばかばかしいって言う人もいるんでしょうけど、僕はとっても感動しました。
この記事を書いたライター
- 代表取締役 福田 大輔