- 学びごと
- 2021.09.22
GoogleTagManagerの使い方とYahoo!広告タグの実装方法について
こんにちは。ディレクターの吉田です。
ヨクスルでは、Web広告運用とWebサイト制作の掛け合わせでお客様にサービスを提案する機会が多くあります。
その中で、便利なツールであるGoogleTagManagerの使い方とおおまかな作業の流れについて説明していきたいと思います。
制作現場、運用現場どちらにおいても知っておくべき知識かと思いますので、ご一読いただけますと幸いです。
GoogleTagManagerを利用することのメリット
GoogleTagManager(以下GTM)を利用することによって大きく2つのメリットがあります。
1.更新管理が手軽にできる
GTMを使えば、HTMLのページ編集をせずに、タグの管理が可能となります。HTMLの知識がなくても簡単にタグの編集できることにより、更新管理が円滑になります。
2.無料で利用できる
無料で利用できるという点もメリットのひとつです。多くの機能をもち、利便性を高められるツールですが、使用するだけで料金は発生しません。できるだけ費用を抑えたい場合でも、気軽に利用できるツールです。
実装するタグについて
今回は、現場でもよく利用するYahoo!広告の以下のタグを設定していきたいと思います。
・Yahoo!サイトジェネラルタグ
・Yahoo!検索広告コンバージョン測定タグ
1.Yahoo!サイトジェネラルタグの実装方法
まず、アカウントの作成をクリックします。
アカウント名・コンテナ名(URL)・ターゲットプラットフォームを入力し、アカウントを作成します。
タグの設定をクリックし、タグタイプを選択します。
コミュニティ テンプレート ギャラリーでタグタイプをさらに見つけましょうをクリックし、「Yahoo広告 サイトジェネラルタグ」を検索し、選択したらワークスペースに追加をクリックします。
タグの設定画面にうつります。
・コンバージョン補完機能を利用する
・Cookie以外のストレージをコンバージョン測定補完機能に利用する
いずれにもチェックを入れます。
コンバージョンを計測する場合には、各社ブラウザーのセキュリティ機能強化の影響などにより、コンバージョン測定が正しく行われない可能性があります。この影響抑えるためにもコンバージョン測定補完機能タグは必ずチェックを入れましょう。
トリガーはALL Pageを選択ください。
トリガーはすべてのページで反応させる必要があるので、サイト全ページで反応させるトリガーを設定する必要があります。
右上の保存を押して、サイトジェネラルタグの設定は完了です。
2.Yahoo!コンバージョン測定タグの実装方法
Yahoo!サイトジェネラルタグと同様に、タグの設定をクリックし、タグタイプを選択します。
コミュニティ テンプレート ギャラリーでタグタイプをさらに見つけましょうをクリックし、「Yahoo広告(検索広告)-コンバージョン測定タグ」を選択し、ワークスペースに追加をクリックします。
・コンバージョンID
・コンバージョンラベル
・売上金額
Yahoo!検索(or ディスプレイ)広告の管理画面から発行したコンバージョンIDとコンバージョンラベル、金額を入力します。
タグの順序付けの項目で、yahoo広告(検索)コンバージョン測定タグ が発効する前にタグを配信にチェックを入れます。
サイトジェネラルタグは、コンバージョンタグやリターゲティングタグを正しく実行させるためのタグです。ここでの設定は、サイトジェネラルタグをそれらのトラッキングタグの前に読み込ませるための設定となるため、漏れないように注意が必要です。
ここでは、設定タグにはYahoo広告サイトジェネラルタグを設定します。適宜必要なタグを設定します。
コンバージョンを計測するためのトリガーをあらかじめ作成し選択して、右上の保存をクリックすればコンバージョン測定タグの設定は完了です。
GoogleTagManagerのポイント・まとめ
コンバージョン測定タグはサイトジェネラルタグあとに発火させることを忘れないようにしましょう!
今回は、Yahoo!広告タグをGoogleTagManagerのタグテンプレートを利用して実装する方法をご紹介いたしました。
変更の都度、HTMLの編集を行わずにタグを管理できさらに利用も無料です。
今回の説明の通り、初期設定には少し時間を要することになるかもしれませんが、その後の運用はとても簡単で、利便性を高めることができます。
ぜひお試しください!
また、Webサイトのリニューアルや、広告運用でお困りごとがございましたら、ヨクスルまでお気軽にお問い合わせください。
この記事を書いたライター
- ヨクスル株式会社