本文へジャンプ
学びごと
2022.03.31

「なるほどデザイン」を読んで

こんにちは。
ヨクスル株式会社デザイナーの志村です。

最近は”まん防”も解除され、徐々に元の生活に戻ってきているように感じています。
つい先日行われたアカデミー賞では、レッドカーペットやライブが復活したり、日本のプロ野球では、3年ぶりに入場規制が無い状態で開幕しました。
今後何があるかは分かりませんが、どんな形であれ出口に近づいているようで嬉しいです。

さて、本題には入ります。今月の一冊はアートディレクターの筒井 美希さんが書かれた「なるほどデザイン」という本です。
デザインの本いったらこれ!といっても過言では無いくらい有名な本で、イラストや写真を取り入れつつ、とても分かりやすくデザインについて解説してくれます。
今回は、本書で特に興味深かった「デザイナーの7つ道具」について書きたいと思います。

 

デザイナーの7つ道具

1 ダイジ度天秤

デザインをすることは「伝えたい量」と「伝わる量」の戦い。あれもこれも全部入れたい!といって詰め込みすぎると、結局何も伝わらないデザインになるので、「取捨選択」と「強調」が大切。

STEP1 伝えたいことの整理
STEP2 どっちがより大事か、優先順位をつける
STEP3 大事な方を強調

デザインの範囲が決まっているDTP(カタログやチラシ)、LP(ランディングページ)は特に情報過多な状態に陥りやすいので、特に意識したいと思いました。

 

 

2 スポットライト

読み手の目線が迷わず「主役」に向かうように整理整頓をする。「ダイジ度天秤」が意味の優先づけなら、これは「見た目の優先づけ」と言える。
予備知識の無い人が初めてみたときに同じように理解できるかをチェック。

STEP1 離れてみてみる
STEP2 ライトをあてる
STEP3 もう一度離れてみてみる


DTPだけでなく、webサイトも印刷して遠目から全体を見ることで、主役の確認と視線誘導の確認ができます。毎回印刷する必要ないかもしれませんが、迷った時には有効な策だと思いました。

 

3 擬人化力

「あの人らしいね」という言葉は人間だけでなくデザインに対しても言えること。良いデザインには人格みたいなものがあり、だからこそ心に残る。
世の中のデザインを人に例えまくる「勝手に擬人化遊び」は生き生きしたデザインをするヒント。

「勝手に擬人化遊び」とは例えば、
ヒラギノ角ゴシックの太字で書かれた「おはようございます」と言う文字は、擬人化すると元気で若い男の人。という風に擬人化する遊びです。

これは日常からできる遊びなので、楽しみながらやってみたいと思いました。

 

4 連想力

デザインに必要なカタチ、書体、色、質感などのいろいろな要素はデザイナーが決めるというより伝えたいテーマや内容から「自然に導かれていく」のが理想。
その方がより直感的で内容に寄り添った伝えやすいデザインにすることができる。

STEP1  言葉の連想
STEP2 イメージの連想
STEP3 ヒントを引き出す

私はデザインする時に言葉の連想をすることはありますが、イメージの連想をすることはあまりないので
言葉だけでなくイメージも連想することで、よりデザインのヒントが出てきやすいのだと思いました。

 

 

5 翻訳機

コミュニケーションの方法は、大きく分けて2種類あると言われている。「言葉を使った」コミュニケーションと表情・視線・声のトーンなど「言語以外を使った」コミュニケーション
それぞれの得意不得意があるので、翻訳機を使いこなしてデザインをしていく。

STEP1  要素を並べる
STEP2 非言語に翻訳
STEP3 バランスを調整

webサイトですべての要素を並べるというのは難しいかもしれませんが、一つのコンテンツ内では生かせると思いました。
見せ方に迷ったときに、言語と非言語の翻訳をしていきたいです。

 

6 虫めがね

デザインの最終的なクオリティを決めるブラッシュアップ。


ポイント3つ

視覚の解像度をあげる 
→色やカタチに対して細かく見る

神は細部に宿る
→細部をおろそかにしては、全体の美しさは得られない

見た目で考える
→主に人間の目が起こす錯覚や作ったデータと実際に見え方のズレをなくす

私は最初に細かいことを気にしてしまうことがあるので、最後の最後に切り札として虫眼鏡を使うことが大切なのだと思いました。

 

7 愛

デザイナーがもっていたい愛には2種類あって、ひとつは「内容」への愛、もう一つは「届ける相手」への愛
内容への愛とは「お決まりのパターン」ではなく「内容そのものから深く理解してデザインを見つけ出すこと」
届ける相手への愛は、デザインを受け取る人の身になって考えてみる。
どんな人に、なにを、どんな気持ちで伝えるのかを考える。

当たり前に「愛」があるべきですが、忘れてしまいがちな感情だと思います。無意識に「愛」を持てるようなデザイナーになりたいです。


まとめ

私は先日、ある紙媒体の広告を作成しました。
出来上がったデザインをディレクターに確認してもらった際に、全体的なデザイン変更を指示されました。
理由は、ターゲットとしているユーザーを理解していない事が原因で、違う意図のデザインを作成してしまったからです。
これは、「誰のために」が理解できていなかったこと、ダイジ度天秤がうまく使えていなかったのだと今になって分かりました。

「なるほどデザイン」を読んで、デザインの基本だけど忘れてしまっている知識や意識を改めて学ぶことができました。
さまざまなデザインの「擬人化」は面白そうなので、通勤時間などでやってみたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。


制作チーム 志村 令華

この記事を書いたライター

制作チーム
志村 令華
Google Partner
Google Partner