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学びごと
2019.12.09

ドメイン変更によるリダイレクト設定の重要性

引っ越し画像

こんにちは!Webデザイナーの小林です。

Webサイトを制作するうえで、サイト自体の構成やデザインはもちろんですが、そのWebサイトの住所であるドメインを考えることも大事です。

例えば弊社は 「ヨクスル株式会社」 ですが

warukusul.co.jp

というドメインだったら違和感がありますよね。(極端な例ですが…)

Webサイトを運営する上で、ドメインは一般的に会社やサービスの名前に因んで選ばれていると思います。

そのため、その会社やサービス名に変更があった際、Webサイトで使用しているドメインの変更を考慮する必要性がでてきます。

WebサイトのURL変更について

同じく弊社の例でいうと 「ヨクスル株式会社」 という社名なので、ドメインは

yokusul.co.jp

を使用しています。

今後 「ヨクスル株式会社」 に社名変更をしたら

cho-yokusul.co.jp

に変更する予定です。(また極端な例ですが…)

そしてWebサイトのドメイン(URL)が変わると、検索エンジンのクローラーはそのサイトを新しいページとして認識し始めます。

これは、一時的に新旧2つのURLのサイトが存在している状態であり、適切な処理をしないとドメイン評価を引き継ぐことができません。

また、変更前のWebサイトはいつまでも残しておくわけではないので、削除したあとのURLにアクセスすると、ページが存在しないことを示す「404エラー(not found)」が表示されてしまいます。

↑ページが存在しないことを表す表示

サイトを訪れたユーザーにこのような現象が起こってしまうと、サイト主は集客に大きな影響を受けてしまうかもしれません。

そのため、URL変更を伴ったWebサイトの移転・リニューアル時には「リダイレクト設定」が必須です。

リダイレクト設定を行うことで旧URLがどのように変更されたのかを検索エンジンに正しく伝え、Webサイトを正確に引き継ぐことができるようになります。

リダイレクト設定とは

リダイレクト

ページのURL変更に対して、自動でページ遷移を行うことを「301リダイレクト」と言います。

この301リダイレクトは、恒久的(永遠)にURLを転送するという意味で、ページやサイトの引っ越し時に使用します。

例えば、URLの変わったWebサイトにユーザーが訪れた際、自動的に新しいURLWebサイトへ移動させるということです。

また301とは別に「302リダイレクト」というものがありますが、302リダイレクトは「一時的な転送(数日~数週間)」として扱われます。

移転の際は302リダイレクトを使用することはありません。

リダイレクトの設定方法

htacces

リダイレクトはいくつかの設定方法が存在しますが、SEOにおいて最も推奨される方法の一つであるのが「htaccess」というファイルを使うものです。

Webサイトのサーバーにある「htaccess」というWebサーバー設定ファイルに

「このWebサイトのURLはこっちのURLに変わるので、アクセスがあった場合に自動で飛ばすようにしてね」

という記述をします。(※実際にこんな日本語では書きません。)

この「htaccess」ファイルは他にも、特定のページを開くときにパスワードを要求することや、特定の端末からはアクセスできないようにする設定などが可能です。

SSL化を行なった際にもリダイレクトが必要

ssl

SSLSecure Sockets Layer)化を行う際にも「http~から「https~URLへリダイレクトが必要です。

SSL化に対してのリダイレクトも上記と同様の設定で行うことができます。

※SSL化とは、インターネット上におけるウェブブラウザとウェブサーバ間でのデータの通信を暗号化し、送受信させる仕組みのことです。詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。

リダイレクトを行う際の5つの注意点

注意点

次にリダイレクトを行う際の注意点を5つご紹介します。
総じてリダイレクトはサイトの閲覧に影響する設定なので、慎重な作業が必要です。

1.正しくリダイレクトを行う

301リダイレクトのページ設定誤ると、検索エンジンの評価が下がる原因になってしまいます。

設定が完了したら、必ず正しく表示されることを確認しましょう。

リダイレクトが上手く機能しているか、簡単にチェックできるツールもあります。

リダイレクトチェッカー

2.良くも悪くもSEOの評価を引き継ぐ

301リダイレクトを設定すると、SEOの評価を引き継ぐことができます。

これは評価の高い記事であれば、それを保ったままで新ページに移転することができますが、評価の低いページを301リダイレクトした場合も同じです。

その場合、あえて301リダイレクトを設定せずに新規でページを作成した方がSEOの評価が高くなる可能性もあります。

3.リダイレクト作業は数回に分けて行う

これはGoogleでも推奨されている事項ですが、まず、Webサイトの一部のみに処理を施してサイトにどのような影響があるかテストするということです。

サイトの中で最初にテストする部分は、あまり頻繁に変更されない部分、予期せぬ事態によって大きな影響を受けない部分を選択します。

Webサイトのページが多いほど、リダイレクトを行うときに慎重に計画を立てながら行うことが必要です。

4.移転中、Webサイトのランキングが一時的に変動する可能性があることを想定する

Webサイトのドメイン変更や移転に伴い、Googleがサイトを再クロールしてインデックスに登録し直す間にラグが生じます。その影響によりサイトのランキングが変動することがあります。

その場合Googleのサーチコンソールでサイトマップを手動で送信することにより、検出のプロセスを短縮することができます。

5.可能であれば、ドメイン変更・移転作業をサイトアクセスの少ない時間に行う

アクセス数が少ない時間や曜日のタイミングに合わせて移転することにより、万が一問題が発生した場合の影響を小さくすることができます。

安全にWebサイトのドメインを変更するために

安全に引っ越し

リダイレクト設定を含め、Webサイトのドメイン変更は完了するまで数週間程度かかる場合もあります。

ドメイン変更によるリダイレクト設定は、Webサイトを移転する際にとても効果的な方法です。しかし間違った使い方では逆効果になるおそれもありますので注意しましょう。

  

弊社は新規のサイト制作のみならず、既存サイトリニューアルの実績も多数ございます。
今のサイトに不満がある、リニューアルを考えているという方、お話だけでも構いません。ご相談お待ちしております!

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この記事を書いたライター

ヨクスル株式会社

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